GBMの遺伝子治療:骨髄由来ヒト間葉系幹細胞(hMSC)へmiRNA導入

公開日:

2018年4月10日  

最終更新日:

2021年2月8日

【背景】

骨髄由来ヒト間葉系幹細胞(hMSC)は骨髄から採取可能な細胞で,腫瘍細胞への遊走能を有することから遺伝子治療におけるベクター(運び屋)としての有用性が指摘されている.本研究では,特定のmiRNAにトランスフェクションされたhMSCがGBM細胞標本の浸潤性にもたらす変化を検証した.GBM細胞標本にはU87,U251,LN229を,腫瘍浸潤の評価にはマトリゲル™ 細胞浸潤チャンバーを用いた.