公開日:
2018年4月24日最終更新日:
2021年2月10日【背景】
くも膜下出血(SAH)の臨床転帰を予測する研究は広く行われているが,未だ確立した指標はなかった.Toronto大学のJaja BNらは多国籍10,000例を超えるくも膜下出血症例を基に,精度の高い死亡・機能予後推定モデルを作成し,3,000例以上のコホートでその精度を検証した.モデル作成のためのリポジトリー(開発コホート,n=10,936)は既存の7個のRCTデータベースと,2つの施設内前向き登録からなった.検証コホート(n=3,355)は3つのRCTデータベースと4つの施設内登録からなった.予測リスクは発症3ヵ月目の死亡率と不良な転帰(GOS:1-3)(mRS:4-6)とした.
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