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2018年4月25日最終更新日:
2021年2月10日【背景】
成人の初発・再発悪性神経膠腫に対するベバシズマブ(BEV)投与は無増悪生存期間(PFS)を延長することが証明されており,世界90カ国以上で再発膠芽腫への保険償還が認められている(文献1,2).本邦では,初発・再発を問わず,小児も含めた悪性神経膠腫への保険適応が認められている.しかし,小児の悪性神経膠腫は,成人のそれとは遺伝子学的にも生物学的にも異なることが解ってきている.一方で,小児の悪性神経膠腫に対するBEV投与の効果は証明されていない.ヨーロッパを中心としたHERBY多施設研究グループはこの点を明らかにするため,前向きRCT(標準治療である放射線とテモゾロミド:RT+TMZ [n=59] vs. BEV+RT+TMZ [n=62])を実施した.一次エンドポイントは無事象生存(event free survival [EFS]:進行あるいは再発)とした.
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