公開日:
2018年5月21日最終更新日:
2021年2月15日【背景】
ISATのデータが示す様に,コイル塞栓術による破裂動脈瘤治療後の再出血率は低いことが知られているが(年間0.15%,文献1),未破裂脳動脈瘤(UIAs)のコイル塞栓術後の長期予後の報告は少ない.姫路医療センターのKoyanagiらは,本邦の4つの脳卒中センターで1995〜2004年までの期間に,UIAsに対してコイル塞栓術を受けた後,長期間フォローアップされた患者における動脈瘤破裂,再治療,脳卒中,死亡の頻度とそれらに関与する因子を検討した.情報はアンケート調査(郵送)と診療録により獲得した.
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