公開日:
2018年6月5日最終更新日:
2019年10月28日【背景】
従来,3歳以下の上衣腫患者には,照射による発達途上の脳への障害への危惧から放射線を控えており,結果として高い再発につながっていた.しかし最近は,画像診断と照射技術の発達によって上衣腫摘出後の腫瘍領域照射(involved field radiation,残存腫瘍と腫瘍床局所への限局照射)が可能になっており,主としてintensity-modulated radiation therapy(IMRT)を用いた若年小児への放射線照射が行われるようになってきた(文献1).最近のChildren’s Oncology Group trial(ACNS0121)では一歳児でも腫瘍領域照射を推奨している.Iowa大学のSatoらは,Texas小児癌センターとMD Anderson癌センターで経験した症例を後方視的に解析し,2006年以前のIMRTによる腫瘍領域照射と2006年以降利用が可能になってきたProton-beam radiation therapy(PRT)による腫瘍領域照射の効果を比較した.n=79 (IMRT=38,PRT=41).
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