WHO Grade Ⅲ 髄膜腫の長期追跡:エストロゲン受容体は予後不良因子

公開日:

2018年6月23日  

最終更新日:

2021年2月15日

【背景】

髄膜腫患者の予後とエストロゲン受容体(ER),プロゲステロン受容体(PR)発現との間には様々な関連が指摘されているが,長期追跡によるデータは乏しい.本研究は上海Huashan病院で2003年から5年間に手術されたWHO Grade IIIの髄膜腫症例を対象に長期追跡を行った単施設研究である(n=87).平均追跡期間68.7±47.4ヶ月.ER:陰性37.93%,弱陽性20.69%,陽性41.38%.PR:陰性85.06%,弱陽性6.90%,陽性8.05%.