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2018年8月28日最終更新日:
2021年3月3日【背景】
悪性黒色腫は頭蓋内へ転移しやすく,進行性の悪性黒色腫の1/3は頭蓋内への転移を有し,米国では転移性頭蓋内腫瘍の5〜10%を占める.これまで,進行性の悪性黒色腫に対するチェックポイント阻害剤のイピリムマブ+ニボルマブ併用療法の有効性が報告されてきたが,頭蓋内転移症例を除外してきた(文献1,2).今回は無症候性で最大径3cm以下の頭蓋内転移を有する94例の悪性黒色腫対象にオープンラベル2相試験を行った.イピリムマブ+ニボルマブ投与4コースの後に2週間毎のニボルマブ投与を維持した.効果判定はRECIST基準(文献3)によった.
(本サマリー評価の項で,頭蓋内疾患に対する最近の免疫チェックポイント阻害剤併用療法の流れについてレビューする)
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