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2018年9月11日最終更新日:
2021年2月25日【背景】
急性期脳内出血の増大を予測する因子については報告が多いが,まだコンセンサスはない.最近,造影CT血管撮影(CTA)におけるスポットサインの有用性についても報告されているが,このサインが他の因子による予測モデルにどのような影響をもたらしているかも明らかではない.エジンバラ大学のAl-Shahi Salmanらは,系統的なメタ解析で既報の35コホートから,150 mL以内の血腫体積で,発症0.5〜24時間に初回CTが撮影され,6日以内にCTが再検され,検討の対象としたデータセットが揃っている5,435例を収集して,血腫増大に寄与する因子の検討を行った.このうち868例に急性期にCT血管造影が施行されていた.
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