公開日:
2018年10月2日最終更新日:
2021年3月2日【背景】
タンデム病変(tandem lesion)と表される頚部内頚動脈の高度狭窄・閉塞と頭蓋内動脈閉塞が共存した急性期脳梗塞に対する最良の治療選択が何かは未だ不明である.本研究は,タンデム病変による急性虚血性脳卒中・国際多施設レジストリー(TITAN)に登録された482名の患者を対象として各種治療法の効果を比較検討したものである.実施された治療法は,頭蓋内血栓回収術(全例で実施)に加えて,Group 1(256例)=頚動脈ステント留置術+抗血栓薬,Group 2(66例)=頚動脈ステント留置術,Group 3(52例)=バルーンによる頸動脈経皮的血管形成術(PTA),Group 4(108例)=血栓回収術のみ.
ここから先は閲覧有料です。