卵円孔開存を有するESUS患者ではリバロキサバンが有効らしい:否定されたNAVIGATE ESUSのサブグループ解析

公開日:

2018年10月11日  

最終更新日:

2021年3月2日

【背景】

2018年6月に公開された,NAVIGATE ESUSの主試験(primary endpoint)では,リバロキサバンはアスピリンに比べて,ESUSに対する再発予防効果は高くなく,出血リスクはアスピリンより高いことが明らかになった(文献1).本報告は,ESUSの原因の1つである卵円孔開存(PFO)を有する患者を対象としたサブグループ解析の結果である.全対象患者7,213人中,PFOを有する患者は534人(7.4%)で,リバロキサバン群259人,アスピリン群275人.