カテーテルサイズがADAPT後の再開通率,機能予後に与える影響:500例以上の経験から

公開日:

2018年12月20日  

最終更新日:

2022年10月20日

【背景】

24時間以内に発生した頭蓋内の主幹動脈閉塞に対するステントリトリーバーを用いた機械的血栓除去術は,様々なtrialでの結果も良好で,レベル1Aのエビデンスを獲得した.一方ADAPT(direct aspiration pass technique)も最近のランダム化比較試験(ASTER,COMPASS)で,ステントリトリーバーに対する非劣性が証明され,血行再建達成時間やコスト面においては,ステントリトリーバーよりも優位な結果が得られている.本稿はADAPTに関して,カテーテルサイズの進化と共に,治療成績がどの様に変動しているか,検証した.