脳内リンパ流(グリンパティック・システム)と脳の病気:レビュー

公開日:

2019年1月4日  

最終更新日:

2019年1月11日

【背景】

本論文は,2012,2013年にRochester Medical CenterからScience誌上(文献1,2)に発表されて以来注目を浴びている脳内リンパ系の障害と疾患との関係に関するレビューである.マウスでの研究では,脳実質内への髄液の流入は,小動脈周囲の血管周囲腔(Virchow–Robin腔)に面しているアストロサイトのエンドフット上の水チャンネルaquaporin 4(AQP4)よってコントロールされている.AQP4を通過した髄液はアストロサイト内や間質内を,神経細胞ならびに神経線維網(neuropil)から出てくる代謝産物を除去しつつ細静脈側に向けて流れる.これらの代謝産物を含んだ髄液は静脈側にあるアストロサイトのエンドフット上の水チャンネルAQP4を通して静脈周囲の血管周囲腔に流入する.この脳代謝酸物を含む髄液は最終的にクモ膜顆粒,髄膜リンパ管系,脳・脊髄神経周囲リンパ管系に入って行き,心臓に戻る.


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