頚椎人工椎間板の長期成績は従来法に対して優位性があるか:RCTの結果

公開日:

2019年2月27日  

最終更新日:

2021年2月18日

【背景】

頚椎椎間板障害による神経根症について,ウプサラ大学のチームは人工椎間板(Artificial Disc Replacement;ADR)と従来から行われている頚椎前方除圧固定術(Anterior Cervical Discectomy and Fusion;ACDF)の長期成績についてランダム化比較試験を実施した.ADR群83名,ACDF群70名が調査対象で,アウトカムは術後5年の時点でのNeck Disability Index(NDI),EQ-5D,pain score,MRIでの隣接椎間病変(Adjacent Segment Pathology;ASP)とASPに伴う追加手術実施の有無を調査した.