えっ,日本のてんかん有病率は人口の0.3%?:世界疾患負担研究(GBD)2016から

公開日:

2019年4月9日  

最終更新日:

2021年2月25日

【背景】

Global Burden of Disease Study(GBD)は,世界の疾病と傷害による社会的負担に関わる最大規模のデータベースで,Bill and Melinda Gates Foundationがサポートし,WHOを初めとする世界中の2500人の研究者が参加している.GBD2016は1990~2016年における195ヶ国の328の疾病・傷害に関する発症率・有病率・疾病負担に関する巨大なデータベースである.疾病負担は障害調整生命年(disability-adjusted life-years:DALY)と損失生存年数(years of life lost:YLL)で表される.本論文は世界・地域・国家・年齢・性・経済状況などの区分毎のてんかんによる疾病負担の報告である.