公開日:
2019年4月26日最終更新日:
2021年2月25日【背景】
頭蓋内動脈瘤に対するPipelineを初めとするフローダイバーターデバイス(FDD)は,内頸動脈近位部の大型の広頸動脈瘤から始まり,最近は小型の広頸動脈瘤に対してもその適応を広げている(FDA,2019年2月).しかし,血栓塞栓性の合併症,透視下での視認性の不良,血管屈曲部位での展開の問題などが指摘されてきた.これを克服するために,様々な第2世代FDDの導入が進んできた.DERIVOデバイス (DED;Acandis,Germany)もそのひとつで,ニチノール合金ワイヤーを用いており,柔軟性の向上,リシースニング機能,抗血栓作用を有するBlueXideによるコーティング,視認性の向上という特徴を備えている.
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