末梢性動脈瘤にもパイプライン

公開日:

2019年6月14日  

最終更新日:

2021年6月1日

【背景】

パイプライン動脈瘤塞栓デバイス(PED)はFDAが推奨している大型の内頸動脈動脈瘤だけでなく,小型,紡錘状,解離性の動脈瘤まで,応用が拡がりつつある.本論文は,フィラデルフィアのThomas Jefferson大学で,2011年から6年間にPEDで治療された連続437例の動脈瘤の中から,末梢性動脈瘤23例(5.2%)に対するPEDのいわゆるオフラベル使用の経験をまとめたものである.部位は中大脳動脈11例,後大脳動脈6例,前大脳動脈3例,後下小脳動脈3例であった.20%は以前に治療され,10%は以前に破裂した動脈瘤である.動脈瘤径は9.0 ± 6 mm,平均追跡期間は12 ±12.5ヵ月.