公開日:
2019年7月29日最終更新日:
2021年6月4日【背景】
米国では,レジデントの死因の2位は自殺で,燃え尽きやうつはレジデントの約半数が経験し,精神的不健康は不十分な患者ケアの要因でもある.このため,米国卒後医学教育認定委員会はレジデント共通プログラムに,レジデント自らが幸福感の維持のための習慣やセルフケアのスキルを学ぶ手段を提供することを求めている.サウスカロライナ医科大学(MUSC)脳外科では,この主旨に沿って,レジデントのための“La Sierra”という総合ウェルネスプログラムを開始した.このプログラムにより,隔週の運動,食事,節酒,精神衛生のレクチャーと週1時間のチーム単位での強度・忍耐エクササイズがレジデントプログラムに組み込まれた.
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