公開日:
2019年7月29日最終更新日:
2022年10月20日【背景】
急性期虚血性脳卒中(AIS)に対する血管内血栓除去治療(EVT)はガイドライン変更に伴い実施の機会が増大している.一方,治療開始のタイミングが臨床転帰におよぼす影響に関して詳細は不明である.本稿は,米国GWTG(Get with the guideline)-Strokeレジストリー参加の231病院で登録された前方循環系の主幹動脈閉塞に対するEVT施行例6,756症例を対象に,「発症-穿刺時間」,「来院-穿刺時間」と臨床転帰との関係を検討した後ろ向きコホート研究である(発症-穿刺時間≦480分).期間は2015年1月から2年間.
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