公開日:
2019年8月2日最終更新日:
2024年10月23日【背景】
頭蓋内圧(ICP)亢進症に対してはICPモニターを用いた20 mmHg以下での管理が強く推奨されるが,脳外科医不在や医療資源に乏しい施設では現実的でない.
本稿は「身体所見」「頭部CT」「眼球エコー検査での視神経鞘径(optic nerve sheath diameter, ONSD」「経頭蓋ドプラー pulsatility index(TCD-PI)」という4種類の代用マーカーICP亢進の識別能を検証したシステマティック・レビューである.
対象は40研究報告(5,123症例,≧16歳).ICP亢進の診断は侵襲的ICPモニター≧20 mmHgもしくは術中所見に基づいた.
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