公開日:
2020年1月15日最終更新日:
2021年7月16日【背景】
膠芽腫の浸潤先端は,造影範囲はおろかT2高信号の範囲を超えているのは周知で,このために初回手術では,一見正常と見える部分も含めて広く摘出するというアイデアが普及してきた.本研究は,膠芽腫が含まれる脳回(MRIでの非造影部分も含む)を軟膜下で摘出するPerilesional Resection(PR,脳回切除)手技の有効性と安全性を検討したものである.対象は,過去22年間にMDアンダーソン癌センターで摘出術が実施された膠芽腫1,204例で,36%にはPRが,64%には腫瘍内摘出術(IR,intralesional resection)が実施された.
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