公開日:
2020年4月1日最終更新日:
2021年7月16日【背景】
高い症例集積性(ケースボリューム)や包括的脳卒中センターの機能が真に脳卒中診療の質を高めるのか.本邦の脳卒中の前向き登録研究であるJ-ASPECTは,くも膜下出血(SAH)後の転帰(院内死亡か退院時の転帰不良:mRS 3~6)に関して,この問題を検討した.2010~2015年の間に,621登録施設で,27,490例のSAH患者が登録された.68.3%がクリッピングを,31.7%がコイリングを受けた.各病院は症例数(ケースボリューム)と包括的脳卒中センター(CSC)スコア(1~25点)で四分位(Q1~Q4)に分類された.
ここから先は閲覧有料です。