ポストCREST時代におけるCEAとCASの米国での動向

公開日:

2020年4月30日  

最終更新日:

2021年10月1日

【背景】

2010年に発表されたCREST研究ではCEA低リスクの内頚動脈狭窄症(症候性,無症候性含む)に対するCASのCEAに対する非劣性が証明された(文献1).
本研究は,米国における再入院データベース(NRD)を用いてCREST研究後の実臨床における内頚動脈狭窄症に対する外科的治療の流れを追求したものである.2010~2015年の6年間に,CEA 378,354件とCAS 57,273件がNRDに登録されていた.CEAの数は毎年平均2,669件ずつ減少したが(p=0.001),CASの数は変わらなかった(p=0.225).