血清マグネシウム低濃度は脳室ドレナージ術の出血性合併症を増加させる

公開日:

2020年9月7日  

最終更新日:

2020年10月16日

【背景】

頭蓋内出血におけるマグネシウム血中濃度の影響に関しては複数の報告がある(文献1,2).一方,脳室ドレナージ術(EVD)におけるマグネシウム濃度と出血性合併症との関連は不明であった.本稿は2006年から12年間に発症した脳出血(ICH)ならびにくも膜下出血(SAH)を対象に,血清マグネシウム濃度と脳室カテーテル通過部出血(catheter tract hemorrhage;CTH)の関連を検証した単施設前向き観察研究である.対象はEVD 327症例(原因はICH 116例,SAH 211例).全EVD中15.3%にCTHを認めた(ICH18.1%,SAH13.7%).