血栓回収術の経大腿動脈アクセス困難例に対する総頚動脈直接穿刺法は安全か

公開日:

2020年9月15日  

最終更新日:

2020年10月28日

【背景】

脳主幹動脈閉塞に対する血栓回収術は,標準治療として確立した(文献1).しかし,大血管の蛇行やType 3の大動脈弓などの理由で経大腿動脈的なカテーテル誘導が困難な症例が存在する.
Yale大学脳外科チームは,2015年からの3年間に血栓回収術を試みた352例のうち経大腿動脈アクセスが困難な37例を経験した.このうちそのまま血栓回収術を断念した17例と,総頚動脈直接穿刺法で血栓回収を行った20例とを比較し,この救済的手技の安全性について検討した.経大腿動脈からのアクセス困難37例は,アクセス可能な315例と比して,平均年齢が高く(82 vs. 71歳),女性が多かった(76 vs. 54%).