症候性内頸動脈狭窄に対する発症後24時間以内の早期血行再建治療(CEAあるいはCAS)は有効か:PIRATES試験

公開日:

2020年11月16日  

最終更新日:

2021年10月1日

【背景】

症候性内頸動脈狭窄症に対するCEAは,脳梗塞再発リスクが高い発症後2週間以内に行うと効果が最大化出来ることが知られている(文献1,2).しかし,再発リスクが最大である48時間以内の治療効果が,発症後早期の高い周術期リスク(文献2,3)を上回るか否かについては検討されていない.ピッツバーグ大学のチームは比較的軽症(TIAやNIHSS平均3.3の軽症脳梗塞)でNASCET50%以上の内頸動脈狭窄症に対する48時間以内の血行再建治療(CEA or CAS)のリスクと有効性を評価した.