Neurosurgery Summary - 脳梗塞, 画像診断, 薬物治療, NWU, 4.5時間, DWI-FLAIRミスマッチ, FLAIR, DWI, CBV, tPA, 発症時間推定, ドイツ
公開日:
2020年12月1日最終更新日:
2021年1月30日【背景】
発症時間不明の脳梗塞では,MRIのDWI-FLAIRミスマッチが発症時間推定の根拠として用いられている.一方で,急性期血管内治療の普及に伴い,DSAまでの時間短縮のためにCTを行う施設も増えている.ハンブルグ大学のチームはCTによる脳の定量的純水分取り込み量(NWU)測定によって発症後経過時間が推定出来る事を報告してきた(文献1).本研究は発症時間が明らかな脳梗塞50名(30名が4.5時間以内)を対象に,発症後4.5時間以内であることの診断におけるCT-NWUとDWI-FLAIRミスマッチの精度を比較した.NWUは,正常側と比較した脳虚血領域ROIにおけるCT吸収値の低下量%と定義した.
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