公開日:
2020年12月14日最終更新日:
2021年1月30日【背景】
海馬側頭葉切除術は難治性側頭葉てんかんにおける重要な治療手段であるが,MRIでの病変がない場合,側方性やてんかん原性領域の決定は決して容易ではない.ハンブルグ大学のDührsenらは側頭葉切除の候補となった152例の側頭葉てんかん患者を対象に,ステレオ脳波測定(sEEG)の意義を検討した.21例が術前検査結果の評価における不一致のためにsEEG電極が挿入された(6例は両側).21例中11例にMRI上の異常が認められた.
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