若年腰椎椎間板ヘルニア患者における肥満と喫煙の影響

公開日:

2020年12月15日  

最終更新日:

2021年1月30日

【背景】

肥満や喫煙が腰椎ヘルニアをはじめとする筋骨格系疾患に及ぼす悪影響は良く知られているところである(文献1,2)が,若年者の腰椎椎間板ヘルニアの発生や手術治療からの回復に与える影響に関しては十分には判っていない.インスブルック大学のLenerらは,顕微鏡下脱出髄核摘出術(sequestrectomy)を受けた17~25歳の93人を非肥満群75人と肥満群(BMI>30)18人に分け,さらに肥満群をヘビースモーカー(≧20本/日),スモーカー(<20本/日),非喫煙の3群(各6例)に分けて解析した.