主要な脳外科雑誌における二重盲査読制度の導入は女性著者の割合を高めたのか:2010~2019

公開日:

2020年12月29日  

最終更新日:

2021年2月13日

【背景】

女性の脳外科医は研究面では過小評価されがちであるが,女性レジデントや専門医の数,発表論文数そのものは増加しつつある.本研究は,①2大脳外科誌(JNSとNeurosurgery)掲載論文における女性著者が占める割合の推移(2010~2019の10年間),②Neurosurgery誌において2011年1月に開始された二重盲査読制度(文献1)が女性著者の論文の割合に与えた影響,③他の変数(女性レジデントや専門医数)の推移と女性著者の論文数の推移との比較を通して,女性脳外科医の研究活動の現状を解析したものである.