公開日:
2021年4月27日最終更新日:
2021年12月17日【背景】
東京女子医科大学のSaitoらは以前からグリオーマの患者では上顎洞粘膜の肥厚が多い事に気づいていたという.本研究はグリオーマの患者で本当に上顎洞粘膜の肥厚が多いのかどうか,またその臨床的な意義について検討したものである.対象はびまん性グリオーマ343例(Grade 2~4,このうち128例がgrade 4[膠芽腫]),髄膜腫218例.対照は頭痛でMRIをとったが頭蓋内病変がなかった201例.T2強調MRI上で粘膜厚3 mm以上を粘膜肥厚と評価した(文献1).
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