上顎洞の粘膜腫張はびまん性グリオーマ患者に多く,膠芽腫では予後と関係する

公開日:

2021年4月27日  

最終更新日:

2021年5月29日

【背景】

東京女子医科大学のSaitoらは以前からグリオーマの患者では上顎洞粘膜の肥厚が多い事に気づいていたという.本研究はグリオーマの患者で本当に上顎洞粘膜の肥厚が多いのかどうか,またその臨床的な意義について検討したものである.対象はびまん性グリオーマ343例(Grade 2~4,このうち128例がgrade 4[膠芽腫]),髄膜腫218例.対照は頭痛でMRIをとったが頭蓋内病変がなかった201例.T2強調MRI上で粘膜厚3 mm以上を粘膜肥厚と評価した(文献1).