公開日:
2021年4月27日最終更新日:
2021年12月17日【背景】
小児の高悪性度グリオーマはT細胞浸潤が少なく,免疫学的にはサイレントであり,OS中央値は5.6ヵ月に過ぎない(文献1,2).アラバマ大学のチームは腫瘍溶解性単純ヘルペスウィルスG207を用いた治療法に関する第1相試験をおこなった.対象は7~18歳で天幕上の再発悪性グリオーマを有する12例(男女同数).腫瘍はすべてIDHワイルドで10例が膠芽腫,1例が退形成性星細胞腫(G3),1例が悪性グリオーマ(NOS).
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