腕からの脳血管内治療:連続760件の経験

公開日:

2021年5月23日  

最終更新日:

2022年2月10日

【背景】

心臓血管内治療に続いて(文献1,2,3),脳血管内治療においても橈骨動脈アクセスが導入されつつある(文献4,5).
トーマス・ジェファーソン大学(PA)の脳血管内治療専門医4名のうち1名は2018年4月から診断を含む全ての脳血管内手技を腕からのアクセスで実施してきた.本報告は,この術者が過去20ヵ月に経上肢的アクセスで行った連続760件(614例,平均60歳)の脳血管内手技を解析したものである.
500件(66%)が診断,260件(34%)が血管内治療目的であった.