正常圧水頭症に対するシャント手術は再発性転倒を半減させるが,それでも同年代健常者の3倍転倒する

公開日:

2021年7月8日  

最終更新日:

2022年2月14日

【背景】

特発性正常圧水頭症(INPH)の患者では認知症と歩行/バランス障害のために転倒が多い(文献1,2).スウェーデンUmeå大学のLarssonらはINPHに対するシャント手術が転倒や転倒への恐怖などを減らせるか,健常者と比較して検討した.対象は2008年から3年間にスウェーデンでシャント手術を受けた術前MMSEが23点以上のINPH患者176名,対照は非INPHでMMSEが23点以上の性・年齢を一致させた健常者368名.観察期間は術前1年間,術後平均21ヵ月間.1年間で2回以上の転倒を再発性転倒とした.