転移性脳腫瘍によるてんかんの頻度とリスク因子:601例の経験から

公開日:

2021年8月9日  

最終更新日:

2021年9月1日

【背景】

癌患者の生存期間が延長するにつれて脳転移の頻度も増加しており,生涯で20~40%に達する(文献1,2).それに伴い腫瘍関連てんかん(BTE)も増加する可能性がある.弘前大学のAsanoらは自験の転移性脳腫瘍601例を対象にBTEの頻度とそれに寄与する因子を求めた.手術は94例で施行された.原発巣の内訳は非小細胞肺癌が最多で47.3%,以下消化器癌16.8%,乳癌16.0%,小細胞肺癌,腎細胞癌が続いた.81例(13.5%)ではてんかんが初発症状であった.てんかんで発症しなかった520例中53例には予防的AED投与がなされていた.