Neuroform Atlas Stent補助下の中大脳動脈瘤塞栓術35症例の経験:1年後の閉塞率(RRS1+2)は96.2%

公開日:

2021年9月3日  

最終更新日:

2021年12月10日

【背景】

Stryker社(CA)のNeuroform Atlasステントは,0.0165インチ(内径0.4 mm)のマイクロカテーテルで誘導可能なlow profileの比較的新しい脳動脈瘤コイル塞栓術補助ステントである.本論文はIDE(治験用機器免除,FDA)下で行われた同ステント使用に関する多施設前向きの登録研究(AtlasIDE研究)の結果である.対象は動脈瘤径≧4 mm,ドーム/ネック比<2,母動脈径2.0~4.5 mmの動脈瘤.2015年から2016年にかけて201例の前方循環動脈瘤が登録され,そのうち35例がMCA動脈瘤であった.このうち5例は以前に破裂していた.