分岐部広頚動脈瘤に対するpCONusデバイスを用いた塞栓術:198例200動脈瘤のメタアナリシス

公開日:

2021年9月21日  

最終更新日:

2021年12月10日

【背景】

広頚脳動脈瘤に対する血管内治療デバイスの開発,治療手技の発達は著しい.ドイツPhenox社のpCONusタイプ1は分岐部広頸動脈瘤に対する塞栓術時のコイル塊の親動脈への逸脱を防ぐために設計された自己拡張型ステント型デバイスである.そのシャフト部は母動脈内で展開され,先端のペタル部は動脈瘤頚部内で拡張するので安定した固定が得られる.コイルはステントの内腔を通して瘤内に挿入される.タイプ2はその進化型でより短くなり,ペタルが増え,ペタルの手前で細くなっており,操作性が改善している.本稿はポーランド・ヤギェウォ大学放射線科チームによるメタアナリシスである.対象は8報198例200動脈瘤.