公開日:
2021年10月11日最終更新日:
2021年12月18日【背景】
急性期脳梗塞患者に対する血管内血栓除去療法(EVT)では,既にADAPT(直接吸引法)がステント型リトリーバー(SR)による除去に対して非劣性であることが証明されている(文献1,2).本研究はフランスで実施されたADAPTとSRの併用とSR単独を比較したRCTである.対象は発症後8時間以内の前方循環系主幹動脈閉塞患者405例で,203名に併用手技が202名にSR単独手技が割り振られた.両群とも3回まで割り当てられた手技(初期治療)を実施することが求められた.その後,併用群39例とSR単独群54例では術者の判断に基づいて救援治療(非割り当ての手技や血管形成など)が実施されてEVT手技が終了した.
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