脳出血後の抗血小板剤投与は正当化されるか:英国におけるRCT(RESTART)その後

公開日:

2021年10月20日  

最終更新日:

2021年12月10日

【背景】

RESTART研究は,抗血栓剤服用中に脳内出血を生じた患者における,その後の抗血小板剤投与が脳内出血再発に及ぼす影響を明らかにするために英国122病院で実施されたRCTである(文献1).出血発症後中央値76日に,268例には抗血小板剤が開始され,269例は抗血小板剤を避けるように割り付けられた.2019年に発表された中央値2年間の追跡結果では,抗血小板剤投与群では,非投与群に比較して,脳内出血の再発の発生数は数値上は少なく,調整ハザード比(AHR)は0.5(4 vs 9%,p=.060)であった.本論文は追跡期間を延長した中央値3年間(IQR:2~5年)での結果である.