Neurosurgery Summary - 神経膠腫, 放射線治療, WHOグレード1, 化学療法, 視路, 視神経, 視交叉, 視床下部, 視神経膠腫, 毛様粘液性星細胞腫, 毛様細胞性星細胞腫, 陽子線, 米国
公開日:
2021年11月22日最終更新日:
2023年3月23日【背景】
視路/視床下部神経膠腫に対しては幼児脳への放射線照射を避けるために,初期治療としては化学療法を行うことが多い(文献1,2,3).しかし,化学療法を受けている患者の6割以上が視機能を温存出来ず救済治療(手術や放射線)を要しているという報告もある(文献4,5).視機能を温存するために,どのタイミングで照射を行うかの判断は重大な臨床課題である.テキサス小児癌センターなどのチームは自験の38例の幼児(中央値3歳)の孤発性視神経膠腫を対象に,治療方法が,OSではなく全盲(両眼盲:LogMAR≧0.8)の回避期間(BFS:blindness-free survival)に及ぼす影響を検討した.
ここから先は閲覧有料です。