てんかん性脳波異常を伴うアルツハイマー病患者に対する低用量レベチラセタム投与は空間記憶と遂行機能を改善するかも知れない:二重盲検2a相RCT(LEV-AD試験)

公開日:

2021年11月25日  

最終更新日:

2022年6月13日

【背景】

脳内ネットワークの過剰興奮がアルツハイマー病の認知機能障害の少なくとも一部に関与しているとみられており,抗けいれん剤によるコントロールが症状改善をもたらす可能性がある.本稿は,UCSFとミネソタ大学で実施された,アルツハイマー病患者34例に対するレベチラセタム(LEV)と偽薬によるクロスオーバー二重盲RCT(2a相)である.13例(38.2%)は脳波上のてんかん性波形を示した.グループA17例には偽薬を4週間投与し,4週間の休薬期間をおいて,LEV125 mg×2錠/日を4週間投与した.グループB17例には,その逆の順番で投薬した.一次評価項目はNIH-EXAMINER複合スコアとした.