孤発性の視路/視床下部神経膠腫では早期陽子線照射が視機能を温存する:テキサス小児癌センターの38例

公開日:

2021年11月22日  

最終更新日:

2022年2月2日

【背景】

視路/視床下部神経膠腫に対しては幼児脳への放射線照射を避けるために,初期治療としては化学療法を行うことが多い(文献1,2,3).しかし,化学療法を受けている患者の6割以上が視機能を温存出来ず救済治療(手術や放射線)を要しているという報告もある(文献4,5).視機能を温存するために,どのタイミングで照射を行うかの判断は重大な臨床課題である.テキサス小児癌センターなどのチームは自験の38例の幼児(中央値3歳)の孤発性視神経膠腫を対象に,治療方法が,OSではなく全盲(両眼盲:LogMAR≧0.8)の回避期間(BFS:blindness-free survival)に及ぼす影響を検討した.