髄膜腫の好発部位はどこか:602例の半自動化セグメンテーションに基づく3次元ヒートマップ・アトラスで判ったこと

公開日:

2021年12月9日  

最終更新日:

2022年2月2日

【背景】

髄膜腫は円蓋部,傍矢状洞部などに好発するとされているが(文献1),その三次元的な分布の詳細な解析はない.本稿はノルウェーの聖オラヴ大学病院で過去10年間に診断された602例の髄膜腫を対象に,造影MRI画像の半自動化セグメンテーションによって腫瘍を標準脳(MNI-152)上に投影して,3次元ヒートマップとして解析したものである.同病院はトロンハイム市など周辺75万人の人口で唯一の脳外科センターである.
対象の602例中84.4%は天幕上,15.4%は天幕下,12.1%は正中部の発生であった.女性が2/3以上を占め,多発例は女性で多かった(p<.01).男性例は天幕上の頻度が高かった(p<.01).