公開日:
2021年12月29日最終更新日:
2022年2月2日【背景】
大孔髄膜腫は全頭蓋内髄膜腫の1.8~3.2%と稀であるが,延髄,頸随,下位脳神経などの多彩な症状を呈しやすく,治療には難渋することが多い.本稿は33報1,053症例(女性54%,男性26%,記載なし20%)のメタ解析である.平均年齢は52.4歳(10~81歳).存在部位は前方66%,外側22%,後方13%.平均径は29 mm.椎骨動脈の取り込みは記載例の40%で認められた.手術アプローチで最も多かったのはfar lateralアプローチで,その他modified far lateral,extreme lateral,lateral,suboccipitalアプローチなどが用いられていた.
ここから先は閲覧有料です。