頭部放射線照射後に発生するSMART症候群の予後因子

公開日:

2022年4月11日  

最終更新日:

2022年6月14日

【背景】

放射線療法後脳卒中様片頭痛発作(SMART)症候群は,1995年に初めて報告された,頭部放射線治療から数年以上経過後,急性発症の脳局所症状を伴う片頭痛様頭痛が単回あるいは再発性に起こる稀な病態であるが(文献1),その病態は不明な部分が多い.ミシガン大学や千葉大学など4大学のチームは,過去5年間に経験したSMART症候群20例(年齢中央値48歳,女性5例,男性15例)を後方視的に解析して症状の不完全寛解に関連する因子について解析した.中央値8.5ヵ月の経過観察期間での症状完全寛解は11例で,不完全寛解は9例であった.MRI所見の診断に関する2人の読影者の検者間一致度は高かった(k=0.7~1).