その脳主幹動脈閉塞は塞栓性か動脈硬化性か?:血栓回収の前にABC2Dスコアで予測出来る

公開日:

2022年4月13日  

最終更新日:

2022年6月14日

【背景】

血栓回収術の適応となる脳主幹動脈閉塞には塞栓関連のもの(EMB-O)と,頭蓋内動脈硬化性狭窄関連のもの(ICAS-O)がある.ICAS-Oは東アジア圏では脳主幹動脈急性閉塞全体の12~34%を占める(文献1,2).ICAS-OはEMB-Oに比較してADAPTによる再開通は困難で,再狭窄も起こりやすい.予めICAS-Oであることが予想されればステントリトリーバーの使用やバルーンによる血管形成を準備することも出来る.中国茂名市人民医院のチームは自験例を解析し,ICAS-Oを予測する因子を求めた.このため,過去6年半に実施した617例の血栓回収症例を,2:1の割合で,ランダムに解析群と検証群に分けた.