慢性硬膜下血腫に対するNBCA+5%デキストロース液プッシュ法を用いた中硬膜動脈塞栓術

公開日:

2022年5月30日  

最終更新日:

2022年9月20日

【背景】

慢性硬膜下血腫の多くは穿頭洗浄術あるいは穿頭ドレナージでコントロール出来るが,再発率は約10~33%と高い.最近,特に再発性の慢性硬膜下血腫に対する中硬膜動脈(MMA)塞栓術が有望な治療法として注目されつつある(文献1,2,3).塞栓材料としては,従来の報告ではPVA顆粒を用いたものが多く,液体塞栓材料としてはOnyxの使用が報告されている(文献4).本稿は,マウントサイナイ医科大学のチームによるn-BCAを用いた塞栓術の報告である.対象は再発性慢性硬膜下血腫61例(平均62.5歳).22例(36%)は両側性で,30例(49%)は開頭手術11例を含む血腫除去術も受けた.