公開日:
2022年7月8日最終更新日:
2022年9月20日【背景】
WHOグレード3髄膜腫では全摘出後アップフロント放射線照射が行われるのが一般的であるが,異型性髄膜腫などのグレード2髄膜腫に対する至適な補助療法については一定の合意はない.クリーブランド・クリニックのチームは1996年以降に全摘出が達成された160例のグレード2髄膜腫を対象に後方視的検討を行った.このうち39例は手術後アップフロントに摘出腔へのIMRTが実施された(補助照射群).残りの121例は経過観察された.経過観察群で再発が認められた37例のうち32例(26.4%)に救済照射が施行され(IMRT:18例,SRS:14例),5例には再手術が実施された.追跡期間中央値は42ヵ月.
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