公開日:
2022年10月25日最終更新日:
2023年1月24日【背景】
本稿は,中国で2016年から5年間で実施されたRCTである.脳底動脈急性閉塞後6~24時間に治療開始が可能なNIHSS10点以上(後に6点以上に対象を拡大),PC-ASPECTS≧7以上の患者を1:1の割合で血栓回収治療群と薬物治療(対照)群に無作為に割り付けた.217例がITT解析の対象となり,110例が血栓回収群で,117例が対照群であった.ランダム化までの時間中央値は共に約11時間,NIHSS中央値は20点と19点,経静脈的血栓溶解剤の使用は14%と21%,PC-ASPECTS中央値は共に8点であった.
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