公開日:
2022年10月27日最終更新日:
2023年1月24日【背景】
グリオーマの手術後に腫瘍に隣接する脳組織に梗塞巣が出現することがあり,その結果,日常生活動作(KPS)の低下をもたらすことがある.ユトレヒト大学脳外科などのチームは,2012年1月から2014年9月まで摘出手術を行ったWHOグレード2~4のびまん性グリオーマ(グレード2:15%,3:15%,4:70%)の139例(144手術)を対象に,その頻度,リスク因子,臨床的意義をまとめた.手術後72時間までのMRI上で認められた腫瘍に隣接する新規の拡散抑制領域をconfluent ischemia(隣接脳虚血)と定義した.
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